FRC断熱パネル
外断熱工法
  1.外断熱工法の特徴      4.規格寸法      7.外装仕上げ
                          (外装表面仕上げについて)
  2.外断熱パネルの特徴     5.各部おさまり    8.品質維持

  3.性能            6.外装仕上げ     9.安全作業
              (目地部シーリング材について)
                            10.締付部詳細

規格寸法

品名 寸法(㎜) GHVタイプ GHタイプ GNタイプ
FRC 断熱材 総厚 重量(㎏) 総厚 重量(㎏) 総厚 重量(㎏)
GHVタイプ
9㎜
通気層10




GHタイプ
9㎜




GNタイプ
12㎜

25
900×1800
44
31
34
31
37
24
900×2400
41
41
32
30
900×1800
49
31
39
31
42
24
900×2400
41
41
32
900×2700
46
46
36
900×3000
51
51
40
35
900×1800
54
32
44
32
47
25
900×2400
42
42
33
900×2700
47
47
37
900×3000
52
52
41
40
900×1800
59
32
49
32
52
25
900×2400
42
42
33
900×2700
47
47
37
900×3000
52
52
41
50
900×1800
69
33
59
33
62
26
900×2400
43
43
34
900×2700
48
48
38
900×3000
53
53
42
75
(65)
900×1800
94
(84)
34
84
34
87
27
900×2400
44
44
35
900×2700
49
49
39
900×3000
54
54
43
100
(90)
900×1800
119
(109)
35
109
35
112
28
900×2400
45
45
36
900×2700
50
50
40
900×3000
55
55
44

※準規格品とし600㎜巾も有ります。
※その他断熱材厚も有ります。



通気型外断熱工法
  各部おさまり




外装仕上げ

●FRC断熱パネルを使用した建物は原則として外装表面の仕上げが必要です。外装表面材GRC板(耐アルカリガラス繊維強化セメント)は曲げ強度や引張り強度、並びに耐衝撃性など、従来のモルタルの弱点を大幅に改善したすぐれた材料でありますが、反面、高アルカリ性であり⊖電極を持ったアニオン系素地であるなどの短所もあります。したがって仕上げについてはこれらの基本的な性質を考慮しつつ、適切な、材料、工法の選定が望ましいといえます。

■目地部シーリング材について

●変性シリコン系シーリング材
一般的性質
  1.耐候性、耐久性に優れている。
  2.耐熱・耐寒性に優れ、温度による物性変化が少ない。
  3.耐オゾン・耐紫外線などによる劣化が少ない。
  4.低温での施工性がよい。
  5.取扱いが容易で、毒性がない。

●ポリサルファインド系シーリング材
一般的性質
  1.耐水、耐酸化性、耐劣化性に優れている。
  2.使用温度範囲が広く-20℃~80℃までの実用温度範囲で使用可能である。
  3.耐酸性は、変性シリコン系シーリング材とウレタン系シーリング材の中間的性能を有する。
  4.引裂抵抗性が大で、目地の伸縮により、材料が引裂かれて破壊することが少ない。
  5.目地あらわし仕上げのシーリング材にむいている。

●ウレタン系シーリング材
一般的性質
  1.低い吐出圧で容易にガンから出る。
  2.加熱減量が少なく硬化後の伸縮がほとんどない。
  3.常温で硬化しゴム弾性が得られ、復元性も良好である。
  4.耐寒性に優れ-20℃以下でも耐える。
  5.目地部も同時塗装する仕上げに向いている。
  6.弾性シーリング材の中でもっとも安価である。

FRC断熱パネルに使用される弾性シーリング材のうちで代表的なシーリング材の一般的性質を挙げてみました。
使用条件、用途、目的に応じて、それぞれお使い分け下さい。