■外装表面仕上げについて
通常現場における塗装は、次の点を事前に十分検討しておくことが必要です。
1.気象条件(天候・気温・湿度)
2.下地・素地調整
3.塗料・塗装方法の選定
4.塗装作業時期・工程
A.下地調整:セパレーター穴・ボルト頭・現場木口巻加工・不陸部の補修には指定の補修材を使用し調整します。
B.素地調整(シーラー処理):耐アルカリ性を有し浸透性・付着力のある強い材料2液反応硬化形エポキシ樹脂シーラーを選
定します。但し、非水アクリルエマルション及びアクリルエマルション系シーラーの使用は出来ません。
C.仕上げ材:通常の外装表面仕上げは次の2点になります。
1.樹脂形リシン仕上げ(砂壁状吹付け仕上げ)
2.タイル状吹付け仕上げ(複層模様吹付け仕上げ)
D.注意点
1.FRC断熱パネルの表面はポーラスでかつ粗面ですのでペイント単体によるエナメル状の仕上げは、おやめ下さい。
2.タイル仕上げ等特別な場合は、事前にお問い合わせ下さい。
3.消し目地工法でシーリングの上に硬質タイプの塗材を施工する事は、おやめ下さい。
※上記事項において、一つでも問題があると塗膜の欠陥(フクレ・ハクリ)につながりますので十分に御注意願います。
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